2018/04/24 15:05

20174月~20183月 「彩の国さいたま国際協力基金」の助成を頂いた。
 
裁縫の職業訓練は今年で4年目になり、新たに20名の研修生を迎えた。
 
最初の頃は、ほとんどの研修生は裁断がうまくできなかったり、ミシンの線をまっすぐ縫えなかったりしていた。
 
一番初めの作品はクッションカバーだったが、みんなはサイズがバラバラだった。講師は一人ずつにできた作品の幅などを測ってもらい、やり直してもらった。みんなが苦笑いした。
 
しかし、失敗した作品を何度もやり直しているうちに、だんだんコツを掴むようになり、自信もついてきたようだ。
 

10か月間の研修を終え、私達の前に現れたのは、とても自信満々の女性達だった。彼女達の作品を見たら、思わず「きれい!」と声を上げた。

 

今年お正月の前、一部の研修生は地元のファッション店で洋服作成のお手伝いしたりして、大変活躍していた。

 

20名の研修生のうち、既に8名が地元の企業で就職することに決まった。あと残りの12名は、自分でビジネスを始めようと準備している。

 

バングラデシュの政治情勢が悪化している中、裁縫職業訓練を受け、自立しようと頑張っている若者はどんどん増えている。自分の力で生き抜くという強い意識を持っている若者は、この国の将来になるだろう!私達も微力ながら、彼らを支えていきたいと思っている。